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先生のきまぐれ日記

体験するということ

園での子どもたちの様子を見ていると、体験することの大切さを改めて実感します。

 

色水遊び。

少しずついろんな色を足して、色の変化にわくわくしています。

次はどの色を混ぜようか。想像していた色と同じになったり、全く違う色になったり。

お花を浮かべてみたらとってもステキ。色のコントラストに目を見はります。

 

こちらは水たまりを海にみたてて。

バタバタと足を動かして泳いでいるつもり。

 

幅広の滑り台が今日はウォータースライダーに。

お友だちがバケツで滑り台の上から水を流してくれます。

いつもより速度がましてスリル満点。

着地地点にだんだん水が溜まって、わざとおしりからビチャンとしりもち。

 

幼児期に体験したことは、その子のこれからの人生を左右すると言っても過言ではないと思います。現代ではパソコンやスマートフォン・ゲーム機などの機器によって仮想現実を体感したような気持ちになったり、検索すれば一瞬でさまざまな情報を入手できたりします。でもそれは「体験」とは異なります。五感を伴いませんし、体が疲れたり汗をかいたりといったこともありません。

色水を混ぜたときのワクワク感。お花を浮かべようと花を摘むときの気持ち。水たまりで泳いだ時のなまぬるい水の感触と土の匂い。泥水に汚れた洋服の感触。おしりまでびっしょりで、でも楽しくて夢中になって繰り返す滑り台遊び。

心が動く体験が子どもたちの意欲につながります。これからの人生において、「楽しそう!」「やってみたい!」といって物事に取り組むのか、無気力に仕方なく取り組むのか。その差は大きいと思っています。カリキュラムにのっとって意図された体験をすることも大切にしていますが、自由な遊びの中で心ゆくまで楽しいと感じる体験をさせてあげることも大切にしたいと考えています。

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